「耐震診断・補強」セミナー

当セミナーは、耐震の実務経験のない方でも、耐震診断をし、補強計画ができるようになるためのプログロムです。


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2021年度の「耐震診断・補強」セミナー

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新型コロナウイルス蔓延予防のため、

本年度のセミナーは延期となりました。

再開の目処が立ち次第、再開時期をお知らせ致します。


当セミナーの特徴

 

診断用ソフト“精密一号”を使った演習

当会で使用する診断用ソフト“精密一号”は、ご受講の期間、フリーでお使いいただけるソフトです。当セミナーでは例題を使って、ソフトに入力をする演習をします。セミナーが実務に沿ったものとなるためには、実際にソフトをつかった演習が欠かせません。理論をコツコツと学習することも大切ですが、ソフトを使った学習は、精密診断の本質や全体をいち早く理解する一助になると考えております。

 

耐震診断と補強計画の講評会

調査実習での調査をもとに、実際に耐震診断および、補強計画をしていただきます。そして、その診断結果と補強計画の講評会をします。自分の診断や補強が果たして適正なのかどうかを確かめる絶好の機会です。 

 

実例とコストについての授業

建築予算が厳しい昨今、予算が組めない、あるいは、見積りが予想以上に高額となったことで計画が中止となったケースもあると思います。 建築には予算の問題が付き物です。診断の会ではこの問題に真剣に取り組む必要があると考えており、この講義を設けました。

 

 限界耐力診断法の概要 木造の今について学ぶ

 診断プログラム精密1号の設計者、木村惇一先生を横浜から講師としてお招きします。かつて、限界耐力診断法は通常の診断法では扱いきれない古民家等を補強設計するための唯一の方法とされていたところがあり、古民家再生を手がけない設計者にとって無縁の技術に思われていましたが、近年、その様相が変わってきました。CLTや仕口ダンパーといった新しい建材の登場がその変化の要因です。限界耐力診断法の考え方を理解することで、木造の新たな可能性を広げてみませんか?

 

 実際の建物をつかった調査実習

耐震診断や耐震補強は現場での経験を積むことが大切です。しかし、何事も経験のない状態から初めなければなりません。初めての耐震診断では、何をすべきか、何を見るべきか、いろいろとわからないことが多いものです。当セミナーの調査実習を足掛かりに、耐震診断・耐震補強ができる建築士の第一歩を踏み出してください。

 


講師プロフィール

技術顧問 田原 賢(たはら まさる)

木構造建築研究所田原主宰。 前大阪工業大学客員教授。

(財)日本建築防災協会「木造住宅の耐震診断と補強方法(改訂版)」の原案作成部会の委員の一人。

エクスナレッジ「木造住宅耐震診断・改修コンプリートガイド」「木造住宅確認申請構造図作成マニュアル」等の著者・論文多数

 

技術顧問 水上 克俊(みずかみ かつとし)

水上建設株式会社代表取締役、“木造住宅の耐震診断・耐震補強を考える会”創設メンバーの一人。2007年から2015年の間、会長を歴任。

耐震診断、耐震補強の実績多数。

 

特別講師 木村 惇一(きむら じゅんいち)

(一社)首都圏CLTユーザー協会代表理事。日常の設計業務の傍ら横浜を中心に木質構造設計法の普及活動に務める。国土交通省・木造住宅の耐震診断改訂部会委員、横浜市耐震改修促進事業審査委員長ほか委員を歴任。

エクスナレッジ「木造住宅耐震診断・改修コンプリートガイド」など著書、

“精密1号”“申請丸”“杢基礎”“精密限界”“CLT伝木”など構造に関するソフトの開発多数。

 

中尾 裕樹(なかお ゆうき)

大阪市立大学建築学科卒業後、木構造建築研究所田原に入所 

 

現在、構造チーフ