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調査実習!

今日、調査実習を無事終えました。猛暑の中、受講生の皆様大変ご苦労さまでした。

 

昨年度と同じ物件での調査実習でした。昨年は雨のが降っていましたので、外回りの調査が十分にできなかった記憶があります。晴れていてよかったなと思ったのもつかの間、現地調査にとって、気候や天候は大変影響があることを今回も思い知らされました。「暑さ」これは調査にとって、軽視できない要素ですね。

 

精密診断の調査では小屋裏を見ることは欠かせません。今日のような暑い日でなくとも、小屋裏の気温は高く不快なものですが、今日は特に大変でした。そんな中、受講生の皆さんは、筋交いや火打梁の位置の確認、土壁が梁下まで届いているかどうかや、壁の材質、厚みなど、汗だくになって調べておりました。7月や8月の調査は控えたほうがいいですね…

 

今回の調査は、現況の図面があり、現況の平面形状や間取りをおこし直す必要がありませんでしたが、耐震診断をする物件の多くには図面がありません。従来であれば、間取りをスケッチするところから始めなければなりません。一日で終わらせることができないこともあります。

 

耐震診断は、多くの自治体で補助金が出され、無償か大変安い価格で受けることができるサービスのように思われておりますが、それほど気楽で簡単な仕事ではないぞと、調査実習があるたびに思います。

 

調査物件を提供していただいた、山田さん。大穂さんには大変、感謝いたします。

熱中症対策対策にソフトドリンクを提供してくださったり、空調を入れてくださったり、様々な心遣い、本当にありがとうございました。